食料担当調整大臣(Menko Pangan)であるズルキフリ・ハサン(ズルハス)氏は12月9日、政府が国内のいくつかの農産品の輸入を停止することで合意したと述べた。コンタンが報じた。
これは、2025年のコモディティバランスの決定に関する関係省庁および関連機関との限定的な調整会議後に明らかにされた。
「2025年には消費用のコメは輸入しない。消費用の砂糖もだ。家畜用飼料のトウモロコシも、消費用の塩も輸入しない」
とはいえ、いくつかの産業では依然として一部のコモディティの輸入が必要とされているが、政府は国内生産が産業の需要を満たせるよう、輸入量を削減する方針だ。
ハサン大臣は、たとえばトウモロコシについて、産業向けの輸入需要が170万トンに達するが、2025年にはその輸入量を90万トンに設定すると述べた。
「国内産のトウモロコシの品質を向上させ、産業に吸収させるよう努力しなければならない。したがって、先ほど我々は、産業用のトウモロコシ輸入を90万トンに限定することを決定した」とハサン大臣は明らかにした。
次に、消費用の塩の輸入も停止する方針だと続けた。これは、国内の塩の生産量が80万トンに達しており、必要量はわずか60万トンであるためだ。
「もう消費用の塩は輸入しない。なぜなら、我々には80万トンの塩の在庫があり、必要なのはわずか50万から60万トンだからだ。かつては60万トンを輸入していたが、今は必要ない」と説明した。
ただし、産業用の塩はまだ輸入が必要であり、2025年の需要は250万トンと予測されているが、政府が認める輸入量は170万トンにとどまる。
「かつては産業用の塩をほぼ250万トン輸入していたが、今は170万トンのみだ。残りの分は、国営企業PN Garamに塩を加工し、産業向けに使用できるよう求めた」
一方、消費用のコメについては、商人や一般家庭にあるコメの在庫が800万トンに達しており、食料調達公社(Bulog)が200万トンの備蓄を保持していると述べた。これにより、今年末までのコメの在庫は十分であると見なされている。
「2025年のコメの生産目標は約3200万トンだ。一方、必要な量は3100万トン。したがって、異常事態や自然災害が発生しなければ、消費用のコメを輸入する必要はない」
さらに、2024年の砂糖の生産量が20万トン増加し、国内の砂糖の総生産量は240万トンに達すると付け加えた。
2025年には、政府は砂糖の生産量を260万トンに引き上げることを目指している。そのため、ハサン大臣は、政府は農業の推進により生産を増加させる方針だと述べた。
「我々は、新しい品種の開発、砂糖農園の新たな管理手法の導入、中小企業(UKM)との協力を通じて、砂糖の生産を引き続き増加させていく」