ジャカルタの公共交通機関でアカウントベースのチケット導入に向けたテスト実施

ジャカルタ特別州政府は、2週間前にジャカルタ公共交通アプリ「ジャカリンコ(Jaklingko)」を介して、トランスジャカルタ、MRTジャカルタ、LRTジャカルタのアカウントベースのチケット(ABT)導入に向けたテストを実施した。

ジャカルタ交通局のシャフリン・リプト(Syafrin Liputo)局長は9月15日、記者団に対し、「ジャカリンコアプリのABT機能は適切に機能している」と述べた。

シャフリン局長によると、テスト期間中にわずかな技術的な問題が発生し、今後の導入に向けた改善の余地があるという。

ABTの導入により、トランスジャカルタ、MRT、LRTジャカルタの利用状況や利用者の個人データの取得が可能になる。

ABTは、バーコードをインストールすることでアプリに統合される。バーコードがあれば、カードベースの電子マネーの有無にかかわらず、公共交通機関を利用できる。

ABTの導入により、政府の公共サービス義務(PSO)の効率性が向上する。シャフリン局長は、「今後のPSOの実施に向けて、ABT技術の効率性と効果性を評価する」と述べた。

ジャカルタ特別州政府は、ジャカリンコアプリと交通カードを通じて利用できる統合交通モードを導入するために、PT Jaklingko Indonesia(PT JLI)を設立。現在、ジャカリンコは、公共交通機関の補助金の効率化を可能にするABTの開発を行っている。

Previous post 大阪大学とインドネシア大学が連携協定 学生と教員の交流促進
Next post サリムやシナールマスからジャルムまで、新首都で続々着工へ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA